50年の集大成と未来への挑戦
黄金だしの特製鍋焼うどん

発見 14

50周年を迎えたキンレイが「今のベスト」として贈る特製鍋焼うどん。ものづくりの魂を余すところなく詰め込んだその一杯は、食べる人の五感を包み込む。集大成であり、未来への挑戦でもありました。

キンレイは創立50周年を迎えました。半世紀にわたるお客様への感謝を形にすべく立ち上がった周年企画。その象徴として、キャンペーンのために特別な「鍋焼うどん」が開発されました。キンレイの原点である鍋焼うどんで、これまでの技術と哲学をどのように表現したのか。この一杯に込められた開発背景や、素材一つひとつへのこだわりをご紹介します。この記事を読めば、きっとこの特別な一杯を味わってみたくなるはず。ぜひ、そのこだわりの裏側をご覧ください。

開発者が語る「集大成」と「勝負の一杯」に込めた想い

お客様はもちろん、仕入先様、従業員など、関わっていただいたすべての方へ、恩返しができるような一杯を目指そう。開発プロジェクトは、キンレイの50年の歴史を支えてくれた人々への感謝の想いから始まりました。

今回の鍋焼うどんは、キャンペーンの特別なプレゼント品として開発されたため 、普段はできないことにも挑戦できました。手間やコストに捉われず、おいしさを第一に考え、阿波尾鶏や鱧蒲鉾といった高級な原料を使い、時間と手間をかけた調理が行われています。

その品質は、試食した社内メンバーからも「もはや冷凍食品じゃない」「お店で食べているみたい」と評価されるほど。これこそ、キンレイが常に目指す「専門店品質」が一つの形になった瞬間でした。

開発担当者は「これまで積み重ねてきたすべての挑戦・学びの成果を形にした集大成の一杯」 と位置づけていることからも、この一杯に懸ける特別な想いが伝わってきます。

だし、麺、具材。三位一体で生まれる、調和の取れた味わい。

鍋焼うどんは、だし、麺、具材のどれか一つが突出するのではなく、一杯の料理としてすべてが調和することが大切です。個々の素材の品質はもちろん、全体のバランスが最も重要視されました。

だしは削りたての節が香る、味の要。

だしの決め手は、自社工場で削りたての節をふんだんに使っていることです。産地や商店を指定した鰹本枯れ節、鰹荒節、宗田鰹節、鯖節、ウルメ鰯節、そして真昆布。これらを惜しみなく使い、丁寧に時間をかけて取った黄金色の一番だしに、厳選した調味料と合わせることで、香り高く、奥深い旨みのあるだしが生まれます。

特製鍋焼うどん

麺は三重県産「あやひかり」がもたらす、もっちり感と小麦の味わい。

麺には、三重県産の小麦「あやひかり」の一等粉を100%使用。粘りが強くもちもちとした食感が特徴のこの小麦粉を、長年の経験を元にしっかりと練り、丁寧に茹で上げることで、小麦の豊かな味わいを引き出しました。さらに煮込んだ後もふっくら、もっちりとしたコシをキープできるよう、茹でたてを即冷凍。噛めば噛むほど小麦の甘みと風味を感じていただけます。

特製鍋焼うどん

9つの具材が織りなす調和。手間ひまをかけた、それぞれのこだわり。

今回の鍋焼うどんを彩るのは、いずれもこだわりが詰まった9つの具材です。

国産冬菇の含め煮

乾燥椎茸をひと晩かけて水で戻し、その戻し汁でじっくりと煮含めて旨みを凝縮させた、こだわりの製法です。この椎茸には、開発を象徴するエピソードがあります。自然のものゆえサイズのばらつきに悩んでいたところ、協力会社の社長が自ら選別し、ベストなサイズの椎茸を用意してくれたのです。多くの人の協力があって、この商品は完成したといいます。

海老天ぷら

だしを生かすために適度な衣をつけた海老天ぷら。海老の旨みや衣のあぶらのコクが、ちょうど良くだしへ溶け込み、鍋焼うどん全体の風味がぐっと深まります。

鱧蒲鉾

簑島で揚がった鱧をさばき、すり身にして仕上げられた鱧100%の蒲鉾。優しい魚の味わいと、適度なだしの染みこみがマッチします。

この他にも、だしにあうように自社で煮込んで味付けしている「阿波尾鶏」、焼き目をつけた香ばしい「焼白ねぎ」 、だしが染み込む「玉子焼」 「きざみあげ」 「国産ほうれん草」 、彩りの「紅葉生麩」 といった見た目・香り・食感の変化にもこだわって、最後まで楽しめるような工夫を凝らしています。

特製鍋焼うどん

おいしさへの探求は続く。50年先を描く、キンレイのこれから。

キンレイのものづくりで大切にしているのは「過去の成功は現在の正解ではなく、あくまで当時の事実である」という考え方です。お客様に求められるものは刻々と変化するため、過去の知見や技術を大切にしながらも、決してそれに安住せず、未来に向けたチャレンジを続けていきます。この特製鍋焼うどんには、その姿勢が込められています。

今後の挑戦として、開発者は明確な目標を掲げています。「数年後には、今回の『特製鍋焼うどん』のレベルを超えていたい。常においしいものを探求し、製法を磨き続けることで、『当時は特製と謳っていたけど、今では当たり前のクオリティになっているね』という状態を目指したい」
50年の感謝を込めた一杯。それは同時に、キンレイが未来へと歩みを進める、新たな挑戦へとつながる一杯です。

この「黄金だしの特製鍋焼うどん」は、50周年キャンペーンにご応募いただいた方の中から、抽選で2000名様にプレゼントされます。キンレイのものづくりの粋を集めた、ここでしか味わえない一杯を、ぜひこの機会に体験してみませんか。お近くの店舗でキンレイ商品をお手に取っていただき、キャンペーンにご参加ください。

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